ニューヨーク歴史物語
1609年、オランダのヘンリー・ハドソンがマンハッタンを訪れたことから良港としてのニューヨークの歴史が始まり、彼の名はそのままマンハッタンの西に流れるハドソン川の名前になりました。また当時、当地はオランダにちなんでニューアムステルダムと呼ばれていました。その後、イギリスがオランダとの戦いに勝利して支配・占領し、当地を治めたチャールズ2世王の弟であるヨーク公の名前から、当地をニューヨークと改めたのです。
18世紀後半には海運貿易で栄えていましたが、歴史的なティパーティ事件を契機にアメリカ独立戦争が勃発し、独立後にはニューヨーク州は当時のアメリカ合衆国全13州の第11番目となりました。ニューヨーク市は州都であると共にアメリカ最初の首都となり、初代大統領であるジョージ・ワシントンの就任式がマンハッタンのフェデラル・ホールで行われ、政治の中心地にもなりました。19世紀には南北戦争もありましたが、リンカーン大統領の奴隷解放宣言以降、商業もますます発展し、それに伴ってイギリスを始めとしたヨーロッパ各地から移住者が増加しました。
その頃には経済に加えて金融の街としても成長し、街には巨大なビルが次々と建てられ、世界有数の都市として急速な発展を遂げて行きました。その後、1929年の世界大恐慌でニューヨークの経済も大混乱となりましたが、1931年には世界最高の高さを誇るエンパイア・ステート・ビルディングも完成し、経済も徐々に回復していきました。第2次世界大戦後には、世界の経済、金融、メディアの中心地として、また文化面でも世界への情報の発信基地としてますます発展し、現在のゆるぎない地位を築きました。
